2015年に外国人でありながらJRAジョッキーになったクリストフ・ルメール騎手。
リーディングでも上位におり、一年を通して露出の多い騎手でもあります。
数多くの有力馬に乗っているのですが、今年の秋を迎えるまではJRA騎手となって以降のJRAGI勝利数が1勝どまりでした。
ライバルでもあるデムーロ騎手はすでにたくさん勝っているので、ルメール騎手も悔しい思いをしていたことは間違いありません。

(JRA騎手デビュー以後の)唯一のJRAGI勝利はメジャーエンブレムでのNHKマイルCのみでした。
有力馬に多数乗っていたので勝ちきれない状況に本人やファンも物足りなさを感じていたことは間違いありません。

そんな状況で迎えたのがサトノダイヤモンドに騎乗して参戦した菊花賞。
サトノダイヤモンドとのコンビではダービー2着という惜しい成績を残していますが、いまだGI未勝利。
ここでは負けるわけにはいかない…という状況でしたが、意外とあっさりと勝利を手にしました。

勝利ジョッキーインタビューでは「37歳だけど、今は子どものように嬉しい」と語っていましたし、これが記念すべき日本のクラシックレースの初制覇となりました。
ルメール旋風が今度も巻き起こることを願っています。