菊花賞の季節になると思い出す人が多い馬といえば、ロックドゥカンブです。
3歳秋のシーズンは毎年上がり馬の存在が話題になりますが、この馬も上がり馬でした。

デビューが遅く3月17日に3歳新馬を勝ち、2戦目のマカオJCTを連勝、その次のレースに選んだのは重賞のラジオNIKKEI賞でしたが、何の問題もなく勝利。
続いてセントライト記念を制し、4戦4勝無敗のまま菊花賞に進み、残念ながら3着に敗れました。

GIを勝つ能力は秘めていましたが、その後は有馬記念と目黒記念、宝塚記念の3レースだけ走り引退しました。

そのロックドゥカンブGIを勝つという夢を果たしてくれたのが、ヒーズアワロッキーという馬です。
この馬は今年に入ってから本格化し、5連勝を果たし、その5連勝目がGIでもあるトゥーラクHです。
グレートエスティームに半馬身差をつける勝利で、見事1番人気にこたえました。

ロックドゥカンブは今はニュージーランドで種牡馬生活を送っていますが、この馬自身も生まれはニュージーランドなので、ふるさとに帰った気分なのかもしれません。

ヒーズアワロッキーは連勝中で勢いに乗っているので、このままGIをたくさん勝つとロックドゥカンブの評価も高まりますね。