京都大賞典でサトノダイヤモンドが復活V
10月8日に京都競馬場で開催された歴史あるG2レースの京都大賞典は、有馬記念馬やジャパンカップ馬などが出走しました。1番人気は昨年のジャパンカップを制し今年の天皇賞春で2着に入っているシュヴァルグラン、2番人気が4歳時の阪神大賞典以降勝ち星のないサトノダイヤモンドでした。サトノダイヤモンドは長い長いトンネルから抜け出すべく京都大賞典に挑んできました。
レースはウインテンダネスが逃げ、プラチナムバレット、ケントオーなどが前目につけます。どんどんウインテンダネスのリードが広がり、10馬身以上の差がつくシーンも見られました。3コーナーをカーブして4コーナーに向かい、そして最後の直線に入ってもまだまだ逃げるウインテンダネスにはセーフティーリードがありましたが、すぐさま外からサトノダイヤモンドが襲いかかりあっという間に抜き去ります。最後の最後に4歳牝馬のレッドジェノヴァが強襲しますがサトノダイヤモンドが防ぎ切って優勝。3着には長距離を得意とするアルバートが入りました。
サトノダイヤモンドはこれで堂々とジャパンカップに進むことができますが、ジャパンカップには今回敗れたシュヴァルグランも出走を表明しているので面白いレースになりそうです。
暴露王が応援している山田騎手の競走距離錯誤について
今年デビューを果たした山田敬士騎手は10月末時点で芝のレースを5勝、ダートのレースを2勝しています。決して多いとはいえませんが少な過ぎるわけでもなく、今後の飛躍が期待されています。
そんな中10月13日に前代未聞の出来事を起こしてしまいました。新潟競馬第6レースはダート2500mの距離で行われますが、2番人気のペイシャエリートに騎乗した山田騎手は距離を間違えてしまい1周目の直線に入りスパートをして先頭でゴール板を駆け抜けました。本人は勝ったと思ったようですが、実際は2500mなのでもう一周回ってくることになるので明らかに間違いです。ゴール板を過ぎた後にスピードをゆるめてしまいましたが、後続がレースを続けているのに気づき急遽再度加速したものの、結果的に最下位に敗れてしまいました。
人気馬に騎乗して大敗することは多々ありますが、それが競走距離を錯誤したことによる敗戦となるとまた話は別です。ネット上ではプロとしての自覚がないといった意見も聞かれますが、新人ということもあり温かい目で見守り成長を期待しようという意見も多く、今後は自戒の念も込めて今まで以上に騎手として頑張って活躍して欲しいです。
一般的なスポーツとは異なり生き物である馬が主役なので馬への影響が心配ですし、またギャンブルという側面もあるので大勢の人が山田騎手の馬にお金をかけていました。そういった事実もあるのでしっかりと反省して今後に活かして欲しいです。