1月から3月の間には3歳馬のための重賞レースがたくさん組まれますが、牝馬限定戦もかなりの数あります。
そんな数ある牝馬のための重賞の中でも決して目立つことがないレースといえばフラワーカップかもしれません。
しかし今年に限っては例年以上にフラワーカップが注目されました。
注目された理由はとある馬が出走したからにほかなりません。

ワールド競馬の今年の注目馬は間違いなくファンディーナでした。
デビュー戦では圧巻の1.5秒差、そして2戦目のつばき賞でも衝撃的なレースぶりを見せてくれました。
それから約1か月後に行われたフラワーカップで圧倒的1番人気(1.3倍)になり、2番人気デアレガーロは6.0倍でした。

誰が勝つかではなく、ファンディーナがどのような勝ち方をするか!に注目が集まっていましたが、まさにその通りのレースとなりました。

ドロウアカードが逃げますが、4コーナーを回る頃にはすでにファンディーナが先頭に躍り出ていました。
後は突き放す一方ですが、鞍上の岩田騎手は追う必要もありませんでした。
2着のシーズララバイに対して5馬身という差をつけましたが、真剣に走ったならばまだまだかなりの差がついていたことでしょう。

一つ上の世代が最強世代といわれていますが、現3歳世代にはソウルスターリングもいるので強い3歳牝馬が2頭もいて、今後のクラシック路線がとても楽しみです。