3歳牝馬が出走できるGIの秋華賞へ向け、数多くの馬たちが始動しています。
秋華賞の代表的な前哨戦でもある紫苑SとローズSが、それぞれ9月7日と9月15日に行われました。

2024年9/7 紫苑S

紫苑Sはもともとオープン特別でしたが、その後はトントン拍子に格上げされ今ではG2です。

2024年の紫苑Sの1番人気は、2歳時に怪物と呼ばれていたボンドガールでした。NHKマイルCを除くと全てのレースで馬券圏内を確保しており、堅実性も魅力的です。とはいえ勝利は新馬戦しかなく、勝ちきれないところもあります。

2番人気は条件レースを2連勝して臨んだエラトー、3番人気はミアネーロでした。

スタートは比較的揃い、人気薄のイゾラフェリーチェがハナを切る展開。徐々に縦長になりますが、3コーナーを回る頃には馬群が密集し始め、最後の直線を迎えます。

石川騎手騎乗のクリスマスパレードが直線を向いてすぐに先頭に立ち、その後は外からミアネーロやボンドガールが追い詰めるもクビ差粘り、見事に優勝。2着はミアネーロ、3着はボンドガールで、1番人気のボンドガールはまたもや勝ちきれないレースとなりました。

2024年9/15 ローズS

ローズSの1番人気は牝馬限定GIではなく、2歳時からホープフルSに出走し、皐月賞とダービーに挑戦したレガレイラ。ホープフルSを制しており実力は折り紙つきですが、その後は勝利がありません。

2番人気は今年のクイーンCの覇者でもあるクイーンズウォーク、3番人気は新馬戦と1勝クラスを連勝し、現在無敗のオーロラエックスでした。

昨年の朝日杯フューチュリティSで牡馬相手に優勝馬から0.2秒差の3着に入ったタガノエルピーダは4番人気、5番人気は1勝クラスを勝ち上がって出走したカニキュル。

暴露王が見守る中、スタートしてセキトバイーストがハナを切り、そして2番手以降をかなり離す大逃げのような展開。かなりのセーフティーリードを保って最後の直線を迎えますが、残り200m地点では外の馬の脚色のほうが明らかに勝っており、その後残り100m地点あたりでクイーンズウォークに交わされました。そしてゴール前ではチェレスタが粘るセキトバイーストを交わし、2着。

優勝したクイーンズウォークはこれが嬉しい重賞2勝目で、本番の秋華賞が非常に楽しみです。ローズSは結果的に前にいった人気薄の馬が2頭馬券圏内に残っており、そんな中しっかりと勝利を収めたクイーンズウォークは優秀ですね。

ちなみに紫苑Sを勝利したクリスマスパレードは秋華賞に向かわない可能性もあるようですが、是非ともライバルたちと死闘を繰り広げて欲しいです。

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