クラシック最終戦の菊花賞を目指す馬や、その他の路線に向かう馬が出走予定の神戸新聞杯とセントライト記念。昔とは異なり菊花賞以外の路線を選ぶ馬も増えたため様相は変化しましたが、神戸新聞杯とセントライト記念の重要性にかわりはありません。
特に神戸新聞杯といえば格式が高く、これまでに有名馬が数多く出走してきました。今年の神戸新聞杯も2020年と2021年と同じように、中京競馬場で開催されます。
現時点で1番人気になりそうなのがプラダリアです。ダービーは5着に敗れはしましたが、青葉賞を制していて、これまでに重馬場での勝利もあります。デビューからこれまでずっと池添騎手が騎乗し、調教師は弟の池添学師です。問題なくここを勝つようだと、菊花賞に向けて弾みが付きますね。
プラダリアの最大のライバルと目されるのが、重賞出走はありませんが、2戦2勝で無敗のパラレルヴィジョンです。父はディープ産駒のキズナ、母父はマクフィという血統です。ルメール騎手が騎乗すると思うので当然注目されるでしょう。
3歳春は京都新聞杯で3着に入り、6月には単勝1.2倍の人気に応えて2勝クラスを制しているボルドグフーシュからも目を離せません。これまでに出遅れたりつまずいたり、スタートで接触をしたりなど…今回順調にレースを進められれば勝利してもおかしくないでしょう。
その他にも春のクラシックに出走していたアスクワイルドモアをはじめ、ダンテスヴュー、ロードレゼルなどが出走します。
暴露王待望の神戸新聞杯は9月25日に行われますが、9月19日には中山競馬場でセントライト記念が開催されます。
1番人気が想定されるのはディープ記念弥生賞を勝ち皐月賞5着、ダービー3着のアスクビクターモアです。その他に皐月賞とダービーに出走した珍名馬のオニャンコポンや4戦2勝2着2回のガイアフォース、現在2連勝中でルメール騎手が乗るローシャムパークなども注目すべきです。
春のクラシックでそこそこ活躍した馬だけでなく、夏の上がり馬も出てくるので、レース結果次第では3歳牡馬の力関係が大きく変わってくるでしょう。
例えばラーグルフは2歳時にGIで3着に入り、3歳春は案外な成績でした。しかし夏になり2勝クラスで古馬相手に勝利を果たしているので、2歳時の連勝時のような期待がもてそうですね。
神戸新聞杯もセントライト記念も重要な一戦となります。菊花賞を占う意味でも大切なレースなので是非ご覧ください。