2005年、第66回菊花賞は歴史的快挙を達成するレースとなりました。
ディープインパクトが無敗で三冠馬を達成するという内容。
1984年、シンボリルドルフがこの偉業を達成して以来、二頭目という偉大な記録を打ち立てた日です。
このレースでは、単勝オッズ1.0倍、シェア79%という圧倒的な人気にも、その実力評価が現れていました。
菊花賞の出走馬は16頭でしたが、ディープインパクトはいつも以上のロケットスタートで出走します。
馬群の中団へスムーズに入り込みました。
途中、勝負を急ぎ過ぎたディープインパクトが、前に出ようとしたのですが、武豊騎手が冷静かつ、堅実な対処でカバー。
菊花賞3勝のジョッキーならではの判断で乗り切ります。
横山典弘騎手のアドマイヤジャパンに広げられたリードを一気に詰め寄り、最後は2馬身突き放しての快勝。
推定33秒3で上がり3ハロンを駆け抜け、圧倒的な強さを見せつけての勝利となりました。
デビューから三冠馬になるまで、すべてのレースで1番人気になり続けてきたディープインパクト。
そして、すべての期待に応え続けてきた存在として活躍しました。
ディープインパクトの伝説を、確かなモノにしたレースだったと言えます。