コンキスタドールシエロは何もかもが規格外の競走馬でした。
アメリカで1979年に生まれて、勝つときは圧勝というケースが多く、レースを見ている人たちに強烈なインパクトを与えました。

故障の影響もありケンタッキーダービーには出走しませんでしたが、復帰したのが3歳の5月のこと。
なんと5月のうちにレースを3つ使い、3レース目は古馬もいるGIレースのメトロポリタンHでした。
ここで難なく勝利をしましたが、その着差が7馬身以上、通常であれば少し休むところを、連闘で使われて3冠第3戦に登場。
ここでは驚異の14馬身差を記録して、競馬ファンだけではなくて、ホースマンをも感動させることになりました。

結局故障の影響で8月に引退したわけですが、4か月間で8回もレースを使うという凄さを見せています。
94億円で種牡馬のシンジケートが組まれ大いに注目をされましたが、期待されたほどの活躍を見せられたわけではありませんでした。
しかし活躍馬を何頭も輩出しており、歴史に名を残す名馬となっています。
もし故障することなく3冠レースすべてに出走していたならば、3冠馬になったのでしょうか?
競馬に「たら、れば」を持ち込むのはNGかもしれませんが、すごく気になりますよね。