マーメイドSといえば荒れる印象が強いですが、今年も3連単は20万円を超える大荒れとなりました。6月10日に阪神競馬場で開催され、1番人気はレイホーロマンスでしたが、単勝オッズはなんと6.0倍と驚きの数字でした。2番人気は6.2倍でミリッサ、3番人気はキンショーユキヒメ…と続き、5番人気までが10倍圏内となりました。

まさに誰が勝利してもおかしくない状況でしたが、例えば道悪馬場であればより拮抗した人気となったでしょう。

レースがスタートしトーセンビクトリーが逃げ、少し間が空いて続いてティーエスクライが続き、エマノンやミエノサクシードも前目です。3コーナーを回る頃にはすでに逃げるトーセンビクトリーのリードはなくなりそうになるものの、最後の直線に向いても少しの間は頑張って先頭をキープしていました。しかし外から多くの馬が脚を伸ばし、暴露王が見守る中、アンドリエッテとワンブレスアウェイが3番手以下を引き離して競い合います。

最終的に優勝したのは10番人気のアンドリエッテで、2着には9番人気のワンブレスアウェイ、3着は4番人気のミエノサクシードでした。恐らくもう一度再戦したならば順位が大きく着順が入れ替わるであろうレースでした。