競馬ファンにとってもホースマンにとっても宝塚記念はとても大切なレースです。有馬記念と同じくグランプリレースに指定されていて、ファン投票が実施される点も注目ポイントですね。

今年の宝塚記念のファン投票はタイトルホルダーが191,394票を獲得し1位。2位にはGI3勝馬のエフフォーリアが入っています。(188,525票)

この2頭が他の馬を突き放していて、10万票以上獲得したのは全部で7頭です。

現時点での宝塚記念の出走予定馬はフルゲート頭数よりも多い20頭。恐らく1番人気は大阪杯の屈辱を跳ね返そうとしているエフフォーリアでしょう。

状態が悪ければ他の馬に1番人気を譲る可能性もありますし、実際にファン投票1位のタイトルホルダーも僅差の2番人気くらいになるでしょう。

タイトルホルダーは勝利しているGIレースが3000m超えばかりなので2200mという距離に対して不安視する声も聞かれますが、3歳時には2000mでシュネルマイスターを破っているので2200mがダメということはないでしょう。

鞍上の横山和生騎手は初GI制覇を成し遂げたばかりですからこの勢いで宝塚記念を勝利してもおかしくありません。

他に人気になりそうな馬は、天皇賞春ではタイトルホルダーに完敗したディープボンド。天皇賞春ではカラ馬がいたことによるレースのしづらさもあったと思うるので、巻き返しを期待したいです。

牝馬三冠を達成して以来勝ち星のないデアリングタクトにとってもここは負けられないレースです。もし最大限のパフォーマンスを発揮できたならば、強豪馬相手でも十分勝ち切る力があると思います。2020年のジャパンCではあのアーモンドアイと0.2秒差のレースをしていますから。

そしてサウジアラビアではベオムターフを勝ち、ドバイではドバイシーマクラシックで3着になったオーソリティ、ドバイで歴史的快挙を成し遂げたパンサラッサも虎視眈々と優勝馬の座を狙っていることでしょう。

パンサラッサ&吉田豊騎手はとても渋くて、特に往年のファンにとっては懐かしさすら感じるかもしれません。

絶対的な存在の馬が見当たらないので、今回の宝塚記念次第では今後の中央競馬の中距離界の行方が変わってくるでしょう。

エフフォーリアが復権するのか、それとも長距離勢が中距離で活躍するのか、他の馬が台頭するのか…見どころが満載です。競馬情報は是非暴露王を参考にしてみてください。

有効投票数2,232,089票の今年の宝塚記念。是非ともテレビ中継などでご覧になってください。