大阪杯がGIに昇格して今年で9回目を迎えましたが、同時期にドバイで大レースがあるのでメンバーは多少手薄に。とはいえ、昨年の大阪杯の優勝馬ベラジオオペラ、天皇賞春を勝っているジャスティンパレス、皐月賞馬ソールオリエンス、桜花賞馬ステレンボッシュも出走しました。

1番人気は敗れたのがダービーだけで、その後毎日王冠と中山記念を勝っているシックスペンス。今回はルメール騎手がドバイ遠征のため、横山武史騎手が騎乗しました。

2番人気は2023年暮れから横山和生騎手とコンビを組むベラジオオペラ。

3番人気のステレンボッシュは桜花賞以来勝利がないものの、前走香港ヴァーズで3着に入っていますし、何よりも今回は絶好調のモレイラ騎手が騎乗した点も評価されたはず。

そして4番人気はGI初出走ながら急激に力を付けてきているロードデルレイ、5番人気は金鯱賞2着から挑んだホウオウビスケッツでした。

暴露王が見守る中、スタートが切られると…逃げると思われていたデシエルトが出遅れますが、すぐさま先頭に立つべく動き、ホウオウビスケッツを交わしてハナに立ちます。

スタートから1000m地点までのタイムは57.5秒という早い流れ。デシエルトは道中大きなリードを維持していましたが、4コーナーあたりではかなりリードが少なくなります。

最後の直線に入るとすぐにホウオウビスケッツが先頭を奪い、その後外からディフェンディングチャンピオンのベラジオオペラが見事な脚で差し切り。勢いに乗るロードデルレイが最後にやって来ますが、1馬身の差を付けてベラジオオペラが優勝を果たしました。

3着にはヨーホーレイクが入り、1番人気のシックスペンスは10着、3番人気のステレンボッシュは12着という結果に終わりました。

勝利したベラジオオペラはこれで昨年の大阪杯に続いてGI2勝目となり、阪神競馬場では4戦無敗です。大阪杯の舞台でもある阪神芝2000mはこれで3勝目ですから、かなり得意なコースなのでしょう。

昨年の宝塚記念は京都開催で3着。今年の宝塚記念は阪神開催なので、得意の競馬場でさらなるGIの称号を得ることができるかもしれません。大阪杯を連覇した馬はベラジオオペラが初めて。歴史に名を残しました。

今回出遅れてその後挽回しハナに立ったデシエルトは14着でした。この馬はかなり乗り難しいのですが、それが解消されれば大きな舞台で勝利する力を持っているでしょう。

今回大阪杯に出走した馬が今後さらなる活躍を見せてくれれば、大阪杯のレベルが低い…と言われることもなくなるでしょう。

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