1月は競馬の大レースはありませんが、各路線の将来を占う上で重要なレースはたくさんあります。
1月の最終週に開催されるAJCCとプロキオンS。AJCCは芝2200mで行われ、プロキオンSはダート1800mでの開催です。
■AJCC
AJCCの有力馬は何頭かいますが、特に人気が集中しそうな馬がダービー馬のダノンデサイルとGI勝ちはありませんが非常に強いレーベンスティールです。
ダノンデサイルは、昨年の有馬記念以来の出走となります。距離的な不安も中山競馬場という場所の不安もなく、順調に調整がなされていれば、当然勝ち負けでしょう。
レーベンスティールは昨年の天皇賞秋以来のレースであり、前走はスタートで出遅れてしまい3番人気ながら8着という不本意な結果に終わっています。
中山競馬場の芝2200mは過去にセントライト記念とオールカマーで走っており、ともに優勝しているので、明らかに得意な舞台です。今回は昨年のエプソムCからコンビを組んでいるルメール騎手が騎乗予定で、期待も十分でしょう。
そして3番人気候補の筆頭に挙げられるのはダノンデサイルと同じ世代のコスモキュランダです。コスモキュランダはスタートに大きな課題があり、ほとんどのレースで出遅れています。出遅れて素晴らしい結果をおさめているわけなので、問題なくスタートが決まれば、ダービー馬相手に勝てる可能性もあります。
その他にも菊花賞2着馬のボルドグフーシュ、きさらぎ賞優勝馬のビザンチンドリームなども楽しみな存在です。
■プロキオン
AJCCと同日に開催されるプロキオンSは、サンライズジパングやドゥラエレーデ、オメガギネス、カズペトシーンが有力候補です。
ドゥラエレーデは2歳時にGIホープフルSを勝利して、最近はダートでも良い結果をおさめています。
サンライズジパングはGI勝ちはありませんから、芝とダート両方で活躍し、前々走はみやこSを優勝。
オメガギネスはこれまでに重賞を勝っていないのが不思議な実力の持ち主であり、2024年のフェブラリーSでは1番人気に推されています。
以上のような馬やその他にも期待の馬が多数出走しますが、絶対的な馬はいません。だからこそどの馬が勝っても不思議ではないので、馬券的な面白さもありますよね。冬の寒い時期なので、調整過程やパドック、馬体重もしっかりチェックしてください。
AJCCは今後の古馬芝中距離路線、プロキオンSはダートの中距離路線を占う意味でも重要なレースとなりそうです。競馬予想は暴露王がおすすめです。